医療法人 虹緑会 岸田クリニック 本町,豊中市,大阪府,休日診療 人工透析・内科一般・循環器科・糖尿病科・内分泌・代謝内科

Lcap療法・Gcap療法

LCAP・GCAPの対象

LCAP療法は、潰瘍性大腸炎・関節リウマチの患者さんが、 GCAP療法は、潰瘍性大腸炎・クローン病の患者さんが対象です。

内服薬だけでは症状の軽快が得られない場合に用います。

 

当院での外来 L(G)CAP治療

LCAP療法は、体外に血液を取り出し、フィルターを通した後、 体内に戻す作業を行います。

GCAP療法は、体外に血液を取り出し、ビーズによる顆粒吸着法を 行い体内に戻します。

  • 血圧の変動や治療中の変化が個人により違いますので    
    初回は専門医でL(G)-CAP治療を受けていただき、
    2回目以降のL(G)-CAP治療をお受けいたしています。

初回データー(又は直近のL(G)CAP施行データ)と紹介状を 導入された施設からいただいて当院で施行いたします。

ご希望の方は、今かかっておられる施設の先生にご相談のうえ、 担当医師を通じてお問い合わせください。

 

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎に対するL(G)-CAP療法とは、 何らかの原因により、大腸の粘膜に炎症がおこり、びらん(ただれ)や 潰瘍をおこす原因となっている活性化した血球成分を除去し、炎症 を速やかに鎮める治療法です。

1回の治療時間は約1時間です。
これを症状に応じて、通常、週1~2回のペースで計5~10回行います。     

  • G-CAP療法2000年 4月に保険適用に
  • L-CAP療法2001年10月に保険適用になりました。

負担金について

潰瘍性大腸炎は特定疾患に指定されています。 加入の保険組合にご相談下さい。

 

関節リウマチ

関節リウマチに対するLCAP療法(白血球除去療法)とは、 血液中の活性化した白血球(悪さをする白血球)を取り除き、 炎症を速やかに鎮める治療法です。

つまり、活性化した白血球が関節内にとどまり炎症を長引かせたり、 軟骨や骨の破壊を始める前に除去してしまうものです。

1回の治療時間は約1時間です。 これを週1回のペースで連続して5回行います。

LCAP療法は、現在服用しているお薬を服用したまま行います。
個人差はありますが、LCAP療法を行った後、約一週間で腫れや痛みが 改善します。

負担金について

  1. 1回の治療で約16万円かかります。  
  2. その内の3割を病院に負担金として支払います。
  3. 高額療養費の払い戻し制度で払い戻しをうけます。             

2004年4月に保険適用になりました。

 

LCAPまたはGCAP療法の治療の実際

  1. まずは体重を測定し、ベッドで血圧等のチェックを行います。
  2. 左右の腕の血管に太めの針をさして、一方の腕の血管から血液を体の外に取り出し、フィルターを通した後、反対側の    腕の血管に戻す治療を行います。
  3. 治療時間は約1時間です。
  4. 治療終了後、しばらく安静にし、止血や体の調子を確認します。
    これで1回の治療が終了です。

 

潰瘍性大腸炎、関節リウマチのいずれの治療も保険適用上各種の条件がありますので、主治医の先生にご相談のうえ、お問い合わせください。

また、効果については個人差がありますし、必ず有効ということもありません。

 

関連リンク先

 

お問い合わせ時間  

  • 日曜日を除く午前9時~午後5時でお願いいたします 。